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たまひびとらの絵本の実

読書好きな姉妹と弟と父母の読んだ本

Third Way 第3の道のつくり方 

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Third Way 第3の道のつくり方
Third Way 第3の道のつくり方

マザーハウスの山口さんの新刊。途上国と支援でなく営利目的のビジネスをやるという点で大変注目している。サードウェイというのは対立しそうに見えること(たとえば社会性 vs ビジネス)から1つを選んだり、2つのバランスをとるのではなく、2つをうまく組み合わせた方法を創る、という考え方とのこと。残念ながら本書の主張はピンと来なかったので、その他のことについて。今や9か国、600人スタッフ。さすがだなー。株主は山口さんだけなのかと思っていたら株主総会で反対意見が続出したと言っているので、株主は他にも複数いるらしい。そして最近はシンガポールに出店。これはうまくいってないという言い方。日本にとって途上国は距離的にも心理的にも遠く、何か特別なものと位置づけできればプレミアム価格でも商品を売れるのかと思う。でもシンガポールにとって途上国はまったく遠くない。ここでプレミアム価格で売るのは難しいんじゃないかな。Dellの無料バッグを毎日使ってる僕が意見するのも変だけど。

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和をもって日本となす 

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和をもって日本となす
和をもって日本となす

30年前の本だけど、おもしろいだけでなく、内容は今でも十分有効だと思う。日本プロ野球だけではなく日米ビジネスに興味のある人におすすめ(ちなみに日米っていう言い方はもう有効でない気がする)。本書では日本プロ野球を通して、日米の文化の違いが語られる。特に、日本の文化の壁が外部者にとっていかに高いものなのか。そして、日本に来た傭兵ガイジンたちが日本でどう苦しんだのか。日本の組織はチームの和を大切にする(「協調性」も同様のコンセプト、契約書に協議条項を入れるのも同じ)、というと日本人にはいいことのように聞こえるけどこれはとんでもない。チームの和を守るのは同質の人たち、チームの和を乱すのは同質でない人たち(わかりやすいのはガイジン)という考え方。組織重視であり、個人個人が自らの責任で勝手に動き出したら日本社会の根幹に影響しうる。日本組織が和を重んじるのと、変化できないのはほぼ一体だろうね。でも、日本にいても日本ルールに縛られない人にはリスクもあるけどチャンスもある。プロ野球であれば江川であり、落合であり、本書後に登場した野茂だ。さらに本書は日本のスポーツでの過剰な精神鍛錬、努力、忍耐、根性主義にも疑問を投げかける。

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反省させると犯罪者になります 

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反省させると犯罪者になります
反省させると犯罪者になります

他人が無理やり反省を強いても、反省は見かけだけで、本人はネガティブな気持ちを内にため込み続ける。何か悪いことをしたら、そのことをするに至った心の内面を理解しなければ、反省はできない。問題行動が起きたときは、その内面に向かい合うチャンスである。といった主張。本書にでてくるケースはかなり考えさせられるものだった。

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幸福な監視国家・中国 

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幸福な監視国家・中国
幸福な監視国家・中国

前半はおもしろい。後半は学者の論文という感じでつまらない。中国でのテクノロジーによる国民監視は、商業目的の民間によるものと統治目的の政府(共産党)によるものがある。民間はなんといってもテンセント(ウィーチャット)とアリババ。この2社のアプリはスーパーアプリと呼ばれ、アプリ内でミニアプリを呼び出すことでいろいろなことに対応できる。同時に、個人情報はこの2社に筒抜けになる。しかし利用者は、十分な利便性を得られるのなら個人情報を差し出してもいいと思っていることが多い。たとえば信用スコアが上がることにより、プラスアルファのサービスが受けられるなど。ある意味、商業ベースの監視は、利用者にとってもメリットのある形で中国では進んできている。しかし共産党による監視はそうはいかない。後半にでてくるように少数民族の強権統治にテクノロジーは使われているという現実。犯罪取り締まりなどでテクノロジーを使うのは問題ないと思うけど、さて何が犯罪なのかという定義を独裁共産党が決めるとなるとリスク高いよな。さらに加えて言うなら、民間ベースの個人情報だって、中国共産党は望むならいくらでもアクセス・介入できる立場にいる。

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世界の危険思想 

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世界の危険思想
世界の危険思想

これはつまらない。読む価値なかった。本書を書くために行われた取材・調査・思考などはほぼ皆無だと思う。過去の自分の体験をいろいろつまみ食いしてくるんだけど、とにかく浅い。著者はバックパッカー上がりだけど、正にバックパッカー的。うわべを見ながら移動し続ける。殺人にしても、スラムにしても、麻薬にしても、まったく深掘りがない。

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マーケティングとは「組織革命」である。 

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マーケティングとは「組織革命」である。
マーケティングとは「組織革命」である。

この方の話はやっぱりいい! 刀にはぜひ大成功して、日本企業をよみがえらせてほしい。そのためには、やっぱり組織改革だよな。売れるものづくりのためには、売上責任を負うマーケティングの下に商品開発もあるべき。会社は売れるものを開発して作る、という体制が必要。オーナー創業者経営者は、売上責任を負って、商品開発も製造も見てきている。
そして組織でのものごとの動かし方。会社には会社の目的があっても、働く個人には個人の目的がある(自己のサバイバルなど)。上司などの個人アジェンダを考えて動くことで組織でできることは増える。また、上に立つようになれば、個人の行動特性を踏まえた組織の仕組みを作ることを目指すべき。
恐れ多いんだけど、著者とはいろいろ共通点があるんだよね。親近感も持ちつつ、尊敬のまなざしって感じ。

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テクノロジー思考 

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テクノロジー思考
テクノロジー思考

なるほどー、こうやって業界の人に説明してもらうと何が起こってきたのか、何が起こっているのかよくわかるな。ソフトバンクの話は出てこないけど、ソフトバンク・孫さんもこの軸で動いてんだな。まずインターネットが広まり、インターネットビジネスができた。インターネットを届くようにしたのがブロードバンド、常に持ち歩けるようにしたのがスマホであり、スマホ創業者となったアップルは大成功した。その後インターネットとスマホは飽和した。インターネット内で完結するビジネスに飛びついていた起業家・投資家は、インターネットが飽和したので、インターネット外(たとえば実物経済とインターネットの合体、Uber, AirB など)や地方革命・ソーシャルインパクトに進出するようになった。広告、メディアはそもそもがデータであり、インターネット&テクノロジーに既存業界は破壊された。これからはインターネット & テクノロジーがその他の業界にも革命を起こしていくこととなる。テクノロジーの強烈なパワーに社会は気づき、有用なテクノロジーへの需要が増し、テクノロジースタートアップに巨額の資金が集まるようになった。あまりに巨額であり、トラディショナルな資産運用業者も参画したことにより、これまでのベンチャーキャピタルは未公開企業ファイナンスの主役ではなくなった。カネあまりの中、未公開市場と公開市場の垣根は崩れた。さらにこのテクノロジー革命に中国インドの上位頭脳が参画。

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なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造 

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なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造
なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造

読書ペースを落とすつもりなんだけど短い本なのでいつものペースになってしまった。本書のタイトルどおりの内容。いくら共働きが増えても、日本のシステムは「主婦=無償の家庭専業者」を前提として動いている。妻が家事育児料理をやるのが当たり前と思っている夫・夫の親。そういう妻を持っている社員を前提とした会社の就業ルール(給与体系、転勤、長時間拘束)。そういう家庭向きの政府(税金、年金)。そういう母がいなければ回らない教育システム(幼稚園、小学校)。無償で働くことを生まれで決められている人がいる社会。それで動いた時代もあったかもしれないけどもう難しい。でも我が身でも思い当たるよ。自分では手伝っているつもりでも、そもそも手伝うという概念は家事育児料理を妻がやるのが原則と思ってるからだよな。

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サイバー完全兵器 

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サイバー完全兵器
サイバー完全兵器

また分厚い本を読んでしまった。でも最近は読書+趣味やり過ぎと家庭で不評なので読書は減らす予定。

サイバー戦は既に始まっている。サイバー兵器は、攻撃はしやすく防御は難しいという非対称兵器。しかも攻撃側は、攻撃したこそさえ秘密にできたり、攻撃者が誰なのかをわかりにくくできる。世界は核によるMADから次の時代に入ったのだ。しかもこの兵器による攻撃は、一般市民の生活インフラ(水、電気、ガス、医療、金融)を直撃することが可能。もちろん国家への攻撃も可能(ミサイル制御、兵器研究開発製造、国家機密)。国家 vs 国家(米国、中国、ロシア、北朝鮮、イラン、英国、などなど)から、国家 vs 民間も含めた総合戦の様相。イランはJPモルガンにハック、北朝鮮はソニーにハック、米国はHuaweiにハック(ショットジャイアント作戦)。中国の米国政府・米国企業へのハックはよく報道されるけど、米国だって中南海にハックしていた。米国が中国・中国企業はこんなことやっているという場合(たとえば次世代携帯電話網、海底ケーブル)、つまり米国も同様のことをやっているということと理解すべき。米国は過去に他国の選挙に介入してきたが、米国の選挙が他国に介入されると激怒。まあアメリカにとっての民主主義の重要性、ましてや大統領選の重要性というのはアジア人の考えるものとはレベルが異なるんだろうね。ちなみにヒラリーは政治・選挙に注力し、テクノロジーリスクを理解できずに負けた。他気になったところ。
・国際送金システムSWIFTはやはり武器として使用されうる。
・NSAのTAOのサイバー兵器はロシアの手でウェブに公開された。その武器はその後北朝鮮も使用した。
・米国はプーチンの秘密資産を把握しているし、その気になればその資産を消滅させることもできる。
・アメリカの企業には2種類がある。中国にハッキングされたことをわかっている企業と、わかっていない企業。
・カスペルスキーのウイルス対策ソフトはロシアに筒抜け。
・RSAのSecure ID も破られている。

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ウイグル人に何が起きているのか 民族迫害の起源と現在 

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ウイグル人に何が起きているのか 民族迫害の起源と現在
ウイグル人に何が起きているのか 民族迫害の起源と現在

著者の本としてはかなり異色だな。いわゆる現場モノじゃない。結局ウイグル族は米中パワー戦のコマとなってしまった。それでも、米国が中国の人権問題をがなりたてるのは価値がある。中国共産党によるウイグル人・ウイグル文化の抹殺。正にウイグル版文化大革命 + ウイグル民族浄化。こんなことが自分の身に起こったら地獄だろう。パスポートを持ち外国人の友達がいて民族文化を継承しているという理由で、父母兄弟は収容所送りにされ、そこで何名かは死に、自分は当局に身体的・精神的拷問を受け、子供は共産党洗脳施設である孤児院に送られ、場合によっては臓器もとられる。これが世界第2位の経済大国でのリアルタイム。しかも中国共産党はこれにテクノロジー(リアルタイム監視、バイオ認証、などなど)も加えた人民管理を行う。米国が正義とは言わないけど、米中で中国側に付くというのは価値観的にありえない。

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