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たまひびとらの絵本の実

読書好きな姉妹と弟と父母の読んだ本

戦後補償から考える日本とアジア 


戦後補償から考える日本とアジア (日本史リブレット)戦後補償から考える日本とアジア (日本史リブレット)
(2002/01)
内海 愛子

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人権・左系の著者かと構えて読み始めたが、裁判結果などが中心でありなかなか勉強になった。戦後賠償といっても、国家対国家の賠償、国家対個人の賠償、民間対個人の賠償、などいろいろある。しかも個人の国籍が戦争・戦後で本人の意思でなく変わったりするのでさらに難しくなる。そもそも論として、日本の賠償総額は莫大に膨らむ可能性があったわけだが、戦後世界枠組みの中でアメリカが日本の早期経済的自立を求め、アジア各国への賠償額は大幅に削減された。だから、その後リッチになった日本に対して、アジア各国には不満が残る。最も注目されるのは韓国での判決等だが、日韓請求権協定(1965)で国家および個人のすべての請求権が解決しているとされている。しかし、この協定で解決したのはあくまで外交保護権であり、国内法的な意味での権利は消滅していない。日本国内に関しては、国内法的な意味での請求権の消滅を法律144号で行った。韓国での国内法の権利がどうなったかは書いていない。しかし、最近の三菱重工や新日鉄が敗訴していることを見ると、韓国国内では請求権はまだ残っているということなんだろうね。法律の素人なのであんまり立ち入れないけど、日本の新聞などを読んでるだけだと日本は悪くない、と思ってしまうが、そんなに簡単じゃないみたいだ。ウィキペディアにも相応に解説されている。


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category: 父の本

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