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たまひびとらの絵本の実

読書好きな姉妹と弟と父母の読んだ本

ファーウェイ―冬は必ずやってくる 

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ファーウェイ―冬は必ずやってくる
ファーウェイ―冬は必ずやってくる

Huawei 創業・成長の話。中国人の目から見ても非常に中国らしくない会社。いわゆるコネ・グワンシーで伸びた会社じゃない。創業者の任氏は孤独・独立独歩の人。政治・中国共産党とは距離をとる。任氏は44歳になって創業。会社は投資家の方を向くべきでなく、顧客の方を向くべきである。だからHuaweiは上場しないし、社員が株主となり、Huaweiビジネスにとってベストなことを社員も行う。米国型合理的組織。顧客ニーズを見た技術開発、技術のための技術開発ではない。そして任氏の常に次の危機に備える(冬は必ずやってくる)という心構え。こうやって読むと、遠藤誉氏の説がさらに信憑性を増してくるな。だけど、なんでそんな Huawei がイランとの制裁違反取引を行ったんだろう。

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category: 父の本

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すぐに未来予測ができるようになる62の法則 

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すぐに未来予測ができるようになる62の法則
すぐに未来予測ができるようになる62の法則

USJ確率思考の本で取り上げられていたいたので読んでみたけど超ガッカリ。文化が産業に先行する、高齢者向けマーケットは日本が世界に先行する、人に貢献することがビジネスにつながる時代が来る、などは確かにすばらしい読みだと思う。でも、全般的には、世界潮流・日本ポジションを大きく読み外していて、当たっている部分はあくまで一部のみ。何よりも大きいのが、他国比での日本に対する過剰な自信。中国・アジアの台頭はまったく考え付きもしない、日本は世界最高の裕福な国でありそれが続くと思っている。本としても未来予測というよりは昭和サラリーマンのエッセイ集という感じ。

category: 父の本

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USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 

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USJを劇的に変えた、たった1つの考え方
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方

森岡氏3連続。本書は森岡氏によるマーケティング重要性の解説。とにかく為になる話の連続。強くおすすめ。
・マーケティングは営業支援や販促活動じゃない。マーケティングにより顧客が欲しているものを知り、顧客の欲するものを会社に作らせ、顧客に届けさせ、会社の売上を達成させる。マーケターは顧客理解の専門家。
・多くの日本企業は根本的にマーケティングがわかってない。テレビCMの実効性も判断できてないまま、広告代理店にやられて実効性のないコマーシャルを垂れ流している。マーケティングがわからなければ、競争厳しい市場で売る製品は作れない。マーケティングが売れる仕組みを作る。
・消費者がカレーが欲しいならカレーを提供すべき。社内でカレーという人と、すき焼きという人がいるから、落としどころでカレーすき焼きを提供することにした、なんて笑えるたとえもいい!
・マーケティング思考はビジネス・人生全般で役に立つこと間違いなし。
・目的>目標>戦略(リソース割り振り)>戦術(現場実行)。日本は現場に極める文化があり、戦術・現場に強いが、戦略がまったくダメ。
・知性と偏差値学歴には集団レベルでの相関はあるが、個人はそれでは測れない。こどものころから塾通いで偏差値だけに強みがあるような若者が増えているが、懸念高い。

category: 父の本

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確率思考の戦略論  

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確率思考の戦略論
確率思考の戦略論

昨日の森岡氏の本がおもしろかったので、4年前に読んだこの本を再読。今読んでみると、実は先週読んだブリッジウォーターのダリオ氏との共通点を強く感じる。人間が判断しようとすると、感情に惑わされることが多い。感情に流されることなく、合理的な判断をいかに行うのか、結果をもたらすのか、にダリオ氏はアルゴリズムを用い、森岡氏チームは数学・統計を用いる。非常に近い考え方だと思う。前回読んだときにすっ飛ばした最後の統計モデルもちょっと見てみる。消費者個人の購入活動は当然ポアソン分布。本書によればポアソン分布に従う分布の多数合計は負の二項分布となるらしい(加法性で和はポアソン分布じゃないの? とはいっても、二項分布の極限はポアソン分布になるしまあ同類なんだろうね)。ポアソン分布のλがガンマ分布に従うと、二項分布になる( P(x) = ∫Poisson(x|λ)*Gamma(λ)dλ)。消費者個人の単位期間あたりのカテゴリ平均購入数も、ブランドの長期的平均購入回数がガンマ分布となるのは前提ということでいいのかしら?(他の前提からの導出ではないのか???)。キンドルでは小さくて数式読むのはムリだね。

ポアソン分布の加法再生性について特性関数で計算
特性関数X = E[exp(itx)] = Σ(λ^k)*exp(-λ)/k! *exp(itk) = exp(-λ)Σ(λexp(it))^ k /k! = exp(λ(it -1 ))
すると Z = X+Y の特性関数は
特性関数Z = E[exp(itz)] = E[exp(itx + ity)] = E[exp(itx)exp(ity)] = 特性関数X*特性関数Y = exp(λ1(it -1 ))exp(λ2(it -1 )) = exp((λ1+λ2)(it -1 ))
よって、Z=X+Y はXとYのλの合計を新λとするポアソン分布であることがわかる。

負の二項分布の期待値と分散の計算
これは結構面倒だ。Σq^k = 1/(1-q)の微分を繰り返すことにより
Σ(r+k-1)!/(k)!*(r-1)! p^r * q^r = 1 ①
が得られ、負の二項分布が確率分布となることが示せる。
その後は確率母関数を使い、上の①式を利用して、Gx'(1) = E[x] から求める。V[X]も同様。

category: 父の本

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苦しかったときの話をしようか 

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苦しかったときの話をしようか
苦しかったときの話をしようか

本はおもしろい、でも、我が家の長女次女にはまだちょっと早いと思う。本書を理解できるのは社会人か社会人に非常に近い人だと思う。さらに言えば、本書が対象とする読者は一般社会人というよりも、その中のかなりの上位層だろうね。一番おもしろかったのは、著者のアメリカ時代。アメリカのマーケットで、アメリカ人エリートに認めてもらうのはそれは大変だと思う。新社会人へのメッセージとしては、自らをよく知ること、自らの宝物をみつけ、それを磨ける職(会社じゃないよ)を探すこと。これは我が子にも伝えよう。

category: 父の本

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How to raise an adult 

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How to Raise an Adult / 大人の育て方

子どもの学校のブッククラブの今月の一冊だったので読んでみました。シンガポールに住んでいると、ものすごく教育熱心な家庭が多いのに驚くことが多く、なかにはほとほと嫌気がさすほどの過保護、過激な干渉を公然と行動に移す人も多い。わが子を思ってのことであるし、だれでも親なら少なからずやってしまうものだけど暴走は止まらないという現状なのか?この本はアメリカなのでおそらくちょっと事情は違うものの、シンガポールも相当進学校ではこういう親がたんまりいる。自分自身も全く関係ないというわけでなく、頭でわかっていてもやってしまいそうなことも多々ある。子どもを自立させるには大学の進学のための素晴らしい環境作りよりも、本当の意味で自立できること教えられているか客観的に頭を冷やさないといけない時代だ。教育熱心な親ほど読んでおいたほうがいい一冊。

category: 母の本

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世界を変えるSTEAM人材 

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世界を変えるSTEAM人材 シンガポールのインターでこの2-3年よく耳にするSTEAMという言葉だが、さらっと理数系教科にアート系が加わった最近の教育方法なのだろうと素通りしていた。この本を読むとこれからの教育のトレンドがよくわかるし、なかなか興味深かった。この10年くらいどんどん理数系の強化が重要視されすぎていて私的には右脳的なこういうアートや人文系の教科がうざなりにされるのはなんだか腑に落ちていなかったので超納得。特にAIなどの技術がこれからどんどん入ってくるならばなおさら、これは必要不可欠な考え方なのではと思ってしまう。最新のシリコンバレーの人々の動向などもなかなかおもしろくこれから社会に出る高校生や大学生にもおすすめの一冊です。

category: 母の本

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Buzzer with photoresistor  

とらがこの本のサーキットを作るというので、Sim Lim Tower に部品を買いに行く。フォトレジスタが明るさの変化を感知して、トランジスタがスイッチとなって、ブザーがなる。とら作。
buzzer with photoresistor

こちらも、とら作。Thermister を熱くすると、resistance が下がり、transistor がスイッチとなり、ファンが回る。ファンはもっとパワーが必要なので、9Vにしたらしい。
fan with thermister

category: 工作

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PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則 

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PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則
PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則

かなりの長編で、著者の哲学がひたすら続き、読んでて楽しい本じゃない。それでもビジネスにはいろいろ役に立つ。ダリオ氏は、投資対象、経済システム、会社、などをマシンと呼ぶ。それらマシンの動き方、つまりアルゴリズム、を考え、インプットを考え、アウトプットを予想したり改善したりする。会社のインプットは人であり、たとえばブリッジウォーター社内の判断でも、社員一人一人に何が得意か不得意かどんな実績値かを野球プレーヤーカードのような形で見える化し、何のプロジェクトに誰が充てられるか(インプット)を決める。仕事上のいかなる判断も、アルゴリズム・インプット・アウトプットを見て行う。可能な限り、そういったアルゴリズムを可能な限りコンピュータで走らせられるようにする。ビジネスをやっていれば、毎日はありとあらゆる問題だらけだが、問題、問題対応をシステマチックに学び、適用する。なるほどなー。そんな考え方でブリッジウォーターは作られたのか。すごいね。しかしそんな大成功したブリッジウォーターも初期は潰れそうになったことがある。当時ブリッジウォーターがアドバイスをしていた世界的資産家2人は破産した(ハント氏ボンド氏)。そこら中リスクだらけな世界での勝者がブリッジウォーター。

category: 父の本

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Cracking Codes with Python 

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Cracking Codes with Python
Cracking Codes with Python

最初は暗号を通して Pythonを習う本かと思った(我が家の10才にもシーザー暗号の章はよかった)。しかし暗号のレベルが上がるにつれ、コンピュータを使いながら暗号そのものを習っていることがわかる。これはいいね。本書でも多数参照されているサイモン・シン暗号解読と合わせて、暗号を知るのにおすすめ。

シーザー暗号(全部の文字を鍵の数だけシフトする)
転置式暗号(転置行列のイメージで文字の場所を入れ替える)
アフィン暗号(乗算剰余暗号だけだとAが常にAになってしまうので、シーザー暗号で平行移動も加えた暗号)
単一換字式暗号(文字の出方のパターンを見る、解読にはアルファベット頻度分析などを行う)
ヴィジュネル暗号(鍵が複数アルファベットの換字式暗号。解読では、繰り返し出てくるパターンの間隔を見て、その約数を鍵の長さの候補とする。その上で、アルファベット頻度分析を行い、鍵ワードの候補を探す。鍵ワードの候補で暗号解読を行い、辞書照らし合わせで原文を求める。)

安全性(そして解読)で重要なのがBrute Force (総当たり法)の実用的限界。上の暗号解読では、頻度分析やパターン分析でBrute Force が可能なレベルまでに鍵の候補を減らす。それが実質的にできないのが、最後に出てくる RSA。そこでミラーラビン素数判定法というものも出てくる。初めて見た。証明には数論の復習が必要そうなので後回し。こんなに短いプログラムで、短時間で、素数判定が相当な高確率でできてしまうとは驚き。フェルマーの小定理は素数に対して成り立つが、フェルマーの小定理の対偶を利用した判定法らしい。

RSA
実際は数百桁の2つの巨大な素数を使う。一文字ずつではなく、複数文字をまとめたブロックごとに数値を求め、その数値の暗号化を行う(文字数上限は鍵のビット数によって決まる)。原文をM、暗号文をCとすれば、
C = M**e (mod n)で暗号化。
M= C**d (mod n)で暗号解読。
"kote"をブロックとして数値化すると83522となり、それを暗号化すると979391336、解読すると数字も文字もわかる。

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