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たまひびとらの絵本の実

読書好きな姉妹と弟と父母の読んだ本

悪名の棺 笹川良一伝 

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悪名の棺 笹川良一伝
悪名の棺 笹川良一伝

思い出すのはアニメ一休さんのCM。人類みな兄弟、一日一善。しかし笹川良一は黒幕・ダークサイドの人とされていた。で、実際はどうだったのか、というのが本書。本書で語られる笹川良一は、女性欲は莫大だったが、物欲にとらわれない(トイレでケツを拭く紙もケチる)、芯のある右翼で(だからA級戦犯容疑者となり)、天下国家人類のために尽力をした人。本書は笹川良一の女性遍歴に詳しいが、カネ遍歴は浅い。笹川良一があれだけの悪名、あれだけのパワーを持ったのは女性遍歴じゃなくてカネだ。本書が語る笹川良一のカネは、元々が資産家であり、戦前は商品投機で収益、戦後はお台場や軽井沢での不動産取引、そして日本船舶振興会(現日本財団)となっている。日本船舶振興会は、競艇の総売上1-2兆円の2-3%を毎年得る(つまり毎年数百億円)。競艇の売上から直接ロイヤルティーを取れるようになったこと、そしてそれを長期続けることができたのはなぜなのか。競馬・競輪などでは国が利益を得るのに、なぜ競艇だけは、なぜ笹川良一だけは別なのか。ここに十分な説明なし。息子たちには資産を残さなかったというが、競艇から得られる収益を得られる立場にすることは莫大な資産と同義だろうね。ダークなイメージが先行したが、博愛もすごかった人と本書は言う。でも本書で語られていない部分が最重要な気がするよ。

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category: 父の本

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