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たまひびとらの絵本の実

読書好きな姉妹と弟と父母の読んだ本

いまだ人間を幸福にしない日本というシステム 

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いまだ人間を幸福にしない日本というシステム
いまだ人間を幸福にしない日本というシステム

内容が古い。日本が絶好調だった時代の話。当時を著者は官僚独裁主義というけど、その後官僚のパワー・ポジションは相当に下落した。世界における日本のポジションはさらに下落。第3章はその後の書き足しなんだけど、民主党・小沢氏中心の話でこちらも今や過去の話。ということで、僕にはヒットしない本だった。

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category: 父の本

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CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる 

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CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる
CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

CIAは優秀な人がたくさんいる組織であり、CIAでのやり方から学べることはたくさんあるよ、という内容。たとえばどう情報を得るのか、どう情報を守るのか、など。セキュリティ対策では人間こそが最大の弱みとのこと。だからこそ、テクノロジーがこれだけ発達してもハニートラップが有効であり続けるんだろうね。クロールやトクチョーといった会社が活躍していることからも諜報技術の重要性はわかる。でも僕にはあんまりピンと来ない本だった。

category: 父の本

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企業不祥事を防ぐ 

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企業不祥事を防ぐ
企業不祥事を防ぐ

形式的に法令に対応するよりもプリンシプルに戻るのがいい。社会的要請に応えることがコンプライアンス。そしてリスクベース(リスク高いところに重点的に)おおむね正しいことを目指す。著者は大変高名な弁護士だけど、いろんな大企業の社外取締役などを引受けてるんだね。こんなに監督できるものなのか。そして著者には日本企業の不祥事の構造が見える。社員の同質性(空気で進んでいく)、硬質化に寄与する真面目さ、内向きの論理。本書はさらに海外での問題(FCPA域外適用、グローバルNGOとの関係)にも踏み込む。
本書でなるほどーと思ったのはゼンショー小川会長のところ。ゼンショーのブラック労働問題は、大企業となったゼンショーと小川氏の創業理念のずれだった。小川氏は元左翼であり、一緒に働く人たちは同志であり、共有する理念のもとに長時間労働などは当たり前としていた。しかし日本最大の外食企業となったゼンショーで、労働者を同志として続けることはできなかった。吉野家も倒産時のメンバーもすごいんだよね。

category: 父の本

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HSBC, Dirty Money  

HSBC, Dirty Money
HSBC, Dirty Money

Netflix には結構いいドキュメンタリーがあると思う。昨晩見た Dirty Money シリーズのHSBCもなかなかよかった。メキシコの麻薬カルテルのお気に入りの銀行はHSBCであり、HSBCはカルテルビジネスを金融面から支えていた。少なくとも800億円以上の金額。米国司法省はそれに気づくが、結局はイギリスの圧力もあり、HSBCと 起訴猶予 (DPA) に合意し、HSBCの訴追は行わない。麻薬運び屋は逮捕されるが、麻薬支援銀行(経営陣)は逮捕されないという不条理。HSBCはOFAC違反が見つからないように、送金情報の改ざん等もしていた。

category: 映画 DVD

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大学生の確率・統計 

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大学生の確率・統計
大学生の確率・統計

自分の子供が大学生なのに自分が大学生向け問題集やってしまったよ。最初は簡単だけど、どんどんきつくなって、後半はヒーヒー言いながらやる。本書で確率統計の理解が大きく改善したのは間違いない。去年 python をやりだしてから統計をもっと理解したいなと思ってたんだよね。すごいと思った2点。
①おなじみの n次元球体積。なんと多次元ベータ関数を用いると一発即時に求まる。多次元ベータ関数はより次数の低いベータ関数の積とすることができ、ベータ関数はガンマ関数の積で示すことができるので、n次元球体積の係数がガンマ関数で表せる。
②こちらもおなじみのバーゼル問題。コーシー分布に従う独立なXとYの積の同時確率密度関数を利用して著者は解を示す。えー!

確率分布の理解はガンマ分布が鍵。
①正規分布 X ~ N(0, 1)の2乗の累積分布 P(X^2 < s) = P(-√s < X < √s) = Fx(√s) - Fx(-√s). これを微分して、カイ2乗分布(自由度1)を導出。モーメントから再生性を確認の上、帰納法で自由度1以外のカイ2乗分布もわかる。カイ2乗分布はガンマ分布。
②ガンマ分布は指数分布も含むし、離散のポアソン分布も含む。指数分布とポアソン分布は表裏一体(ポアソン過程でも同様)。
③正規分布/√ガンマ分布/(n-1) が t 分布だが、t 分布はちょっと難。分子の正規分布Xバーと分母のX^2は独立であるということや、確率密度関数導出も大変。F分布はガンマ分布/ガンマ分布。

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The Man Who Solved the Market: How Jim Simons Launched the Quant Revolution 

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The Man Who Solved the Market: How Jim Simons Launched the Quant Revolution
The Man Who Solved the Market: How Jim Simons Launched the Quant Revolution

クオンツやってる友達の推薦で読む。ジム・シモンズは高名な数学者であるだけでなく、冷戦下で活躍した暗号解読者。ランダムに見える中からパターンを見つけるのが暗号解読であり、その後の本業と非常に近いものがある。ジム・シモンズは超頭脳の数学者・コンピュータ科学者を集め(Baum, Ax, Berlekamp, Laufer, Brown, Mercer など)、金融市場を数学的統計的に分析。短期テクニカル分析(数時間以内の短期取引が中心)を、モデル・アルゴリズム・コンピュータを使って行う。他の人たちが気が付かないような市場の数々のシグナルから、確率的に出現するパターンを探して取引を実行する。人間の経験・知識・直観を避け、モデルが何をするか決める。モデルは、何かがうまくっていなければ自動的に修正される。シグナル・パターンは、なぜそうなるのかではなく、統計的有意性を重視。本人がいうように、なぜ太陽が毎朝登ってくるのかを知らなくても、太陽が毎朝登ってくることは予想できるのだ。
今やテクノロジー、AI、機械学習がいろいろな業界を席巻しているけど、Renaissance Technologies がやっていたことは、金融業界に限ってだけど、既にそれを実現していたというだな。すごいよなー。しかし、ジム・シモンズ、ルネッサンス・テクノロジーズがなぜ他のクオンツよりさらに優れていたのかは本書ではわからない。結局秘密は秘密。あえて言えば、このチームは、モデルはあくまで現実の一側面の簡略化であり、モデルの危険性も考えていた、というあたりかな。

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TikTok 最強のSNSは中国から生まれる 

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TikTok 最強のSNSは中国から生まれる
TikTok 最強のSNSは中国から生まれる

文字が適すコンテンツもあるけど、動画が適すコンテンツも多い。最近の若者は動画で勉強するケースも増えている。確かに動画で見た方がわかりやすいものはたくさんある。その動画の世界で、短編、ビッグデータ・機械学習によるアルゴリズム、スマホ向き縦画面、で世界を席巻しているTikTok (中国名はDouyin)。特に短編の動画は言葉の壁も打ち破りやすい。日本のテック企業がまったく世界進出できていないのにTikTokはできている。すげーな、と思ってTikTokをダウンロードしてみたけど、シンガポールのコンテンツはあんまりおもしろくなかった。でもこの著者には大変興味ある。中国人であり日本人。理系、アフリカビジネス経験を経て、日本の旧来型商社を辞めたのは大正解だと思うよ。親世代がいいと思うような会社は避けた方がいい。

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潜入中国 厳戒現場に迫った特派員の2000日 

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潜入中国 厳戒現場に迫った特派員の2000日
潜入中国 厳戒現場に迫った特派員の2000日

著者の中国特派員時代のそこまでやるかという現場取材(軍事・サイバー・北朝鮮関連など)はおもしろい。その人しかできない話というのはやっぱりいい。何度も当局に拘束されているが実刑などには至っていない。それからたった数年だが、今や中国当局はテクノロジーを用いて人間監視能力を大きく高めた。著者が言うように同様の現場取材はもう難しい。著者は腕利きの特派員だったが、以前の手法は使いにくくなっているのだ。なんとなくだけど自分の現況と重ねてしまう。テクノロジーの発展とともに過去の手法が通用しにくくなっている。相手がテクノロジーを活用してくるなら、こちらもレベルアップが必要。

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