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たまひびとらの絵本の実

読書好きな姉妹と弟と父母の読んだ本

43回の殺意 

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ということで、石井光太さんの自伝を読んだら、やはりドキュメンタリー(ルポ)がまた読みたくなって、キンドルで見てみたら読み放題一覧に「43回の殺意」があったので、続けてすぐに読んでみました。実際の2015年にあった川崎中1男子生徒殺害事件のようですが、日本に住んでいなかったので特に内容も知らないし、マスコミでどのように取り上げたかもほとんど知らなかったので、びっくりしながら前半はあまりに残忍な事件、そしてあまりに悲惨な家庭環境で翻弄する少年たちの現実に、心が暗く押しつぶされそうになります。でもさすが石井さんの本だけあって、そこにとどまらず事件の全容をとても考えさせられるものとして、多くの問題点をしっかりと見て書かれています。加害者と被害者の現実を非常によくかけています。最後の被害者のお父さんの話、そして日本の方システムの甘さがとても心に残ります。

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category: 母の本

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世界の美しさをひとつでも多く見つけたい 

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石井光太さんは大好きなドキュメンタリー作家で何冊か読んだことがあったのですが、いつ読んでも裏切られない。で見たことのないタイトルの本「世界の美しさをひとつでも多く見つけたい」があったので、久々に読んでみました。 でもこちらは石井さんがどのようにして、何を軌道にドキュメンタリー作家になったかという経緯や生い立ちなど自伝的な本です。なので彼の作品を多く紹介しており、読んだことのある人には知っている内容も多いです。でも彼のルポやドキュメンタリーの意味するところなど素晴らしいなと感じます。これからジャーナリズムやルポライターになろうと思う学生などにはおススメ。もしくは石井さんの本を全く読んでない人が何から読もうかと悩んでいる人にもいいかもしれません。


category: 母の本

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誰が科学を殺すのか 科学技術立国「崩壊」の衝撃 

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誰が科学を殺すのか 科学技術立国「崩壊」の衝撃
誰が科学を殺すのか 科学技術立国「崩壊」の衝撃

第一にカネがない。日本がこの30年で貧乏になっていることが、大学や企業での研究に大きく影響している。ないカネに対応した研究をするしかない。なのに大学の偉い人が47都道府県すべてに国立大学を保持することの重要性を語っていたりする。下降局面で現状維持に固執。日本はこれから20-30年でもっとカネがなくなる。大学学長なら、それを見越した組織づくりをすべきだ。カネがないからクレクレではなく、自分で稼ぐか少ないカネでできる仕組み作り。

第二に内向きの論理。いまだにオールジャパンなんて言っている。国内から見ればみんなで結集ということなんだろうけど、世界から見ればみんなどころか日本人だけで集まる世界非結集のコンセプト。大学教員、大学学生、企業での研究、などとにかく内向きが多い。本書に出てくるカブリ数物連携宇宙研究機構の村山氏は、その内向きを破って世界に通用する研究所を作っている。

第三かつ「誰」が科学を殺しているのかは、まあ日本人全体だろう。政治家にとって科学技術はカネにも票にもならない。なぜか。それは民意が科学技術や長期的経済発展にないからだ。国民にとっては当面の年金や医療の方が大事。研究開発に理解のない企業経営者についても本書は語るけど、日本の非オーナー企業の経営者は労働者代表だ。これも1つの民意。官僚や東大をありがたがるのも日本国民。だから未だに官僚主導プロジェクトで科学技術再興しようとしている。結局は日本人全体としてこの道を選んでいる。本書を含め、国民に問題を提議するのは正道だと思う。でも、強いリーダーがひっぱるか、落ちるところまで落ちないと大きな軌道修正は難しいんじゃないだろうか。

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マダム、これが俺たちのメトロだ! 

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マダム、これが俺たちのメトロだ!
マダム、これが俺たちのメトロだ!

これも大変いい本なので次女にすすめる。技術者で土木で女性、というアゲンストから、行動で道を切り開く。新卒就職先にリストラされてからもキャリアを発展させる。こういう話に出てくるなんでも完璧なスーパーマンではなく、失敗しても立ち向かう、意志の人。でも独身なんだね。発展途上国駐在の日本人女性プロフェッショナルと日本の男の結婚観はマッチしなさそう。インド仕事での no problem 攻撃も笑えました。NHK番組も見たよ。

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私はこうして世界を理解できるようになった 

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今話題のハンスロスリングの本「ファクトフルネス」が息子の学校の授業でも話されたり、教材の一部としているという話を聞いて、図書館で探したものの、ずっと貸出中。でも同じ作者の「私はこうして世界を理解できるようになった」はあったので、とりあえずこっちから読んでみようかなと借りてきました。

この本はハンスロリンスの自伝(生い立ちから、インドでの医学留学、アフリカでの医療活動など)であって、一応さらっとファクトフルネスに関する内容も書いてあります。特にファクトフルネスのいわゆるデータ分析による、世界の真実を偏見なく読み砕く系ことは詳しくは書いてないですが、彼がアフリカでの疫病の研究の人生が書かれており、それはそれなりに読み物としてはおもしろい。はしはしにこれからグローバル化する世界で人々が偏らずに真実をよく見ていかないと多くの間違いがうまれるというのは納得。でもだからと言って何かすごくベストセラーに至るほどの深さは感じなかった。やっぱりファクトくルネスの方を読んだ方がよかったのかな。いかにも西洋先進国の人(日本もアジアの中ではそういう国なのかもしれないが)がおかしそうな偏見と先入観というのが、若干自分の感覚と違ったのも(自分たちは偏見を受ける方なので)一つの要因かもしれない。

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「地球温暖化」の不都合な真実 

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「地球温暖化」の不都合な真実
「地球温暖化」の不都合な真実

共和党派、トランプ大好き、ハイドロカーボン業界擁護者、の著者による、経済活動CO2排出による地球温暖化懐疑の論。地球温暖化は現実に起こっている。その地球温暖化が産業革命以後の人間の経済活動によるものと思うのか(=人為的温暖化グループ)、そうでないと思うのか(=懐疑派)、が大きな分かれ目。著者は後者に属す。とにかくこの問題で本当におかしいと思うのは、そもそも科学的判断がなされるべきものなのに、政治的信条やビジネスと強烈に結びついているところ。だから、両サイドのあらゆる誇張、煽り、政治的動きがある。たとえば人為的温暖化を信じるサイドからは、今行動しないと地球が壊れてしまう、人類の危機、などの主張あり。両サイドに、関連ビジネスからカネが流れており、カネ driven な動きも多い。本書で語られる懐疑派の主張としては以下のようなものがあり、それなりの説得力がある(と思う)。
・地球の気候や気温は、CO2だけで決まるような単純なものではない。もっとたくさんの要因があるし、地球の気温は上がったり下がったりのサイクルがある。
・地球史で見れば現代のCO2濃度は相当に低い。過去1000年を見ても、CO2濃度と気温に相関はない。西暦1100-1400年ごろは、現代よりCO2濃度低くて、気温は高かった。CO2濃度が現代より濃くて、氷河期だった時代さえある。
・海面上昇はほぼ一定の速度で過去8000年上がっている。現代だけの問題ではない。

僕が以前読んだ和書でも、(記憶が正しければ)意見は異なっていた。チェンジング・ブルーでは、人為的CO2排出がもたらす気候変動リスクが語られていたし、人類と気候の10万年史では人為的CO2排出が悪玉と言えるほど簡単じゃない、と言っていたと思う。僕にはわかんないね。それでも判断する立場であれば、CO2排出にリスクがある可能性は相応にはあるので、CO2排出削減方向になるかもね。

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世界のスパイから喰いモノにされる日本 

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世界のスパイから喰いモノにされる日本
世界のスパイから喰いモノにされる日本

主に英MI6、さらっと他の有力国の諜報組織を解説し、日本も対外諜報組織が必要だと論じる本。日本の既存諜報機関は国内向け(内調、公安、防衛相情報本部)。国家を守り、国家を優位なポジションに導くには、重要対外情報を得る仕組みが欠かせない。まあ言っていることはわかるけど、自国外で活動する諜報機関を日本国が持つというのは非現実的だと思う。仮に政治的なハードルを越えられたとしても、日本人公務員がそれだけのリスクをとって、国外で有意な活動をするのははっきり言って無理でしょう。それよりは国内からのオペレーションでサイバー(サイバーに国境なし)に特化するとかの方がまだ可能性あって、かつ、インパクトあると思う。著者は真打なジャーナリストだと思ってるので、こういう薄っぺらい本でなくて、ガツンという本を書いてほしんだけどな。

category: 父の本

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あなたの体は9割が細菌 

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あなたの体は9割が細菌
まさに驚愕の一言。こんなおもしろい本は久々で、読んでいる間中あまりの衝撃に叫んだり、騒いだりしながら一気に読みました。
とにかく内容があまりに納得できるのと、なんだかすべての今まで自分のなかでもやもやしていた部分を払拭する内容。サイエンスライターであるこの著者、人と共存する(腸内)細菌がどれほど我々の現代病と関係しているかを語っており、相当きちんと膨大な量の情報と資料から誰にでも読みやすくそしてものすごく納得できる素晴らしい内容です。ここ最近読んだどの本よりもおもしろかった。

おすすめを超えて、すべての心や体の健康のために現代人の必読図書にしてもらいたい一冊だ。

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Girl of the Southern Sea 

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Girl of the Southern Sea
Girl of the Southern Sea

ジャカルタのスラムの女の子の話だよ。

とら

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「原因と結果」の経済学 

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「原因と結果」の経済学
「原因と結果」の経済学

「何々の経済学」本は読まない方針なんだけど著者は別枠扱い。前に読んだ「学力の経済学」も大変おもしろかった。現実社会をどう分析したらよいのか、特に因果関係と相関関係の違いが本書のメイン。因果推論と呼ばれる分野らしい。
因果関係:偏差値の高い大学に行ったから収入が高い
相関関係:将来の収入が高くなるような潜在能力が高い人ほど偏差値の高い大学に行っている
ちなみにこの2つは相関関係であり、因果関係ではないとのこと。
後半では交絡因子についての説明あり(重回帰分析すれば交絡因子に対応できる)。国や組織の判断はしっかりエビデンスを持って行うべき、というのは正におっしゃるとおりだと思う。

近い内容の「データ分析の力 因果関係に迫る思考法」も再読する。この本もいい。ランダムコントロールテスト(RCT)や自然実験の現実例が説明される。政府でもRCTなどのデータ分析は当然使うべきだが日本では進んでいない。日本の官が決めたことに民が口出すなんて許されないもんね!

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category: 父の本

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