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たまひびとらの絵本の実

読書好きな姉妹と弟と父母の読んだ本

逆ソクラテス 

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ものすごい久しぶりの伊坂幸太郎さんの本。おそらく新刊。軽くて読みやすいものが読みたかったのと、最近長女がえらくたくさん哲学の本を読んでいたので、名前でちょっと選んじゃった一冊。哲学からは程遠いほど軽い感じの小学生を主人公にした短編のいくつか。なかなかおもしろいです。全然深くないので、だれでも読めて小学校高学年から高校生くらいの子どもにおすすめしたい一冊という感じです。大人としては若干、軽めの本だけどそれなりかな。ちょっと重松清さんみたいな感じだなというのが、最初のイメージです。
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category: 母の本

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NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる 

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NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる

自然愛好家たるものが何かはわからないけど、自分自身かなりそっちよりの人間なので、この本を読んでもおおよそ予想できることばかりだったので、最初の30%くらいでやめようかと思ったものの結局最後まで読み切る。若干訳文がよくないのか、はたまたこの作者の書き方なのか、おもしろいところとおもしろくないところの差が大きく、一気に読めなかった。私的にはフラクタルについての部分が大変面白く、自然の中で見られるフラクタルのパターンを人間はみるとストレスを和らげることができるということを科学的に研究されているということ。

しかしこういう本って本当に自然を必要としている人はなかなか読んでくれないのが残念だなと思っちゃいます。おススメしたい人はたくさんいるけど、そういう人に贈ると嫌な顔されちゃうのがなんとも難しいところです。

category: 母の本

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オリンピック・マネー 

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オリンピック・マネー
オリンピック・マネー

オリンピックは、オリンピックという強力ブランドビジネスであり、IOCはそのグローバル興行主かつ映像コンテンツ元締め。IOCは在スイスの非営利組織となっているが、IOC委員や関係者には、IOC関連営利団体から相応(もしくは相応超)の報酬が払われている。興行なのでオリンピックはカネで決まる。どこで開かれるかも、いつ開かれるかも(東京オリンピックの1年延期、冬季オリンピックの2年ずれが具体例)、どうやって開かれるかも。それでも人はオリンピックに「フェアなスポーツ」「平和」といった幻想を抱く。それを利用したのが安倍政権(本書ではオリンピック名目で神宮外苑再開発が強行されたことも説明される)。オリンピックが税金で開かれるのっておかしくない? ところで聖火リレーはナチスがオリンピックで始めたんだね。

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「第三者委員会」の欺瞞 

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「第三者委員会」の欺瞞
「第三者委員会」の欺瞞

本来の第三者委員会の精神からかけ離れた「第三者のフリした委員会」の跋扈。組織・会社・経営陣の責任回避のための仕組みとして使われている。たとえば東京オリンピックの招致ワイロ疑惑。委員会はろくに調査もできなかったけど日本人に法的責任はないと断定(しかも域外であるフランス刑法上についても問題なしと結論)。東京オリンピック招致にもワイロが使われたことは関係者にとっては自明だと思うけどね。
著者は、会計監査が、会社を顧客とし会社費用で行われても一定の独立性・スタンダードを備えているので、会計監査のやり方から学べば「第三者のフリした委員会」もまともになるのではないかと言っているけど僕は不同意。そもそも組織・会社が、自らの費用で、自らのあらゆる犯罪行為を暴き出して公表して、自らの法的責任までつなげる、という枠組みは成り立たないと思う。米国で起訴猶予DPAが成り立つのだって同じ理由。
結局第三者委員会は本来の目的では成り立たないものだけれど、その有用性に気付いた組織・会社・弁護士事務所は、「第三者のフリした委員会」を法務の一分野・ビジネスとした。クライアントは不祥事を隠してきた組織・会社。世間的に謝罪が必要だけど責任は極力取りたくない。特に責任者の法的責任なって絶対避けたい。だから、世間の目をごまかせる「第三者のフリした委員会」サービスを弁護士事務所から買う。弁護士事務所は危機にある顧客のニーズに高額チャージで応えて、責任うやむやだけど世間に謝るというレポートを作成。何が真実なのか、正義なのか、というのはこのサービスの目的じゃないよ。

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その問題、数理モデルが解決します 

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その問題、数理モデルが解決します
その問題、数理モデルが解決します

積ん読されている数理モデル本を読む前にやさしそうな本で助走することにする。著者は文学部で数学を使った研究をやっている。具体的には数理社会学というらしい。なんで文学部内にあるのかは知りません。なぜか表紙の2人の恋愛感情が膨らんでくるストーリーになっている。なぜそういう作りになるのかが気になる。
因果推論で気になってたことを本書が解説してくれてすっきりした。RCTの場合、ATT = E[Y1] - E[Y0] = E[Y1| Z=1] - E[Y0| Z=0] となる。なぜならZと(Y0, Y1)が独立なので条件付けしても値は変わらないから。だけどZとYは独立じゃない。ZとYが独立ならZの変化でYが変化しなくなってしまう。独立なのは、ZとY0、そして、ZとY1。

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ほめると子どもはダメになる 

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ほめると子どもはダメになる
ほめると子どもはダメになる

著者の主張には同意できる。「友だち親子は問題ある」「こどもに嫌われてもこどもを社会に送り出すのに親はやらなければならないことがある」「こどもを自立させる覚悟が親には必要」「自由には責任が伴うし権利には義務が伴うことを親は教える必要がある」といったところ。でも特に感銘は受けなかった。
いいことは褒めると言うか encourage すべきだし、悪いことはしっかり叱るべきだろうね。何がいいことなのか悪いことなのかはそれなりに普遍的なもの + 親の価値観で決まると思う。シンガポールでは外国人が多くて各人だけでなく各国の価値観の違いも大きいなと思う。たとえばインド人の親子とか。

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ピアニストの脳を科学する 

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ピアニストの脳を科学する
ピアニストの脳を科学する

超絶技巧のプロでなくても、ピアノ上手な人の指はすごいと思う。うらやましい。しかし、すごいのは指ではなく、あのスピードと複雑さで指を完全にコントロールする脳なのだ、という本。著者は工学・医学とピアノ・音楽を掛け合わせた強みを持っている。工学だけだったら、または、ピアノだけだったらいくらでもすごい人はいる。でも掛け合わせるというのはおもしろい。内容で特におもしろいなと思ったのは、自由な即興が至高であるジャズピアニストは(ストレスなどから来る脳の病気である)ジストニアになりにくく、ミスなし完璧な演奏を求められるクラシックピアニストはジストニアになりやすい、というところ。なるほどなー。

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秘密資金の戦後政党史 

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秘密資金の戦後政党史
秘密資金の戦後政党史

自民党、民社党は米国CIAのカネを受け取っていた。共産党、社会党はソ連のカネを受け取っていた。主要政党が外国政府のカネを受け取り、国家の外交が外国のいいなりになってしまっていた具体例。冷戦下とはいえ(西ドイツやイタリアの政党にも米ソのカネが渡っていた)、違法行為(政治資金規正法、外為法)というだけでなく、完全に国民を欺く行為だよな。まあ日本の政治家や政党はダーティーと思われているけど、正にそのとおり。そして悲しいけど結局はカネ。カネは欲しいし、カネくれるなら言うことを聞く。政治家や政党も当然そう。CIA資金を受け取る自民党のキーパーソンは岸信介だった。

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How To Talk: Siblings Without Rivalry 

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How To Talk: Siblings Without Rivalry

ずいぶん長い間キンドルに入っていたけどなかなか読まずにいた一冊。サーキットブレーカーで子ども4人密に過ごしているのでまーいつも以上に彼らの関係も良く見ることができる。というわけで一番いいタイミングに、読んで見ることに。非常にアメリカ的な切り口で日本の育児書とは違うコーチング的な進行です。内容は結構よくて親、兄弟、本人、すべてが、個人の人格形成に大きな間違いやこだわりを知らずに作り上げてしまっている。とても勉強になります。わかっているつもりでもなかなかできないことも多く、その点多くのケーススタディーを入れたり、漫画など読み始めると結構早く読める一冊でした。いろいろ実践してみようと思うこともあったので、ちょこちょことまた気になる個所を読んで確認したい一冊です。

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禅、シンプル生活のすすめ 

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禅、シンプル生活のすすめ

長女がCB中に「禅」の本を読んでいたので、私も読んでみる。私自身も学生時代に何冊か読んだが禅は一番しっくりと理解できる宗教というのが私のイメージ。宗教という感じでなくどちらかといえば文化に近いと思う。特に日本人にはとてもあっているのでは?というわけで、忘れてがちになっていた日々の丁寧な暮らしに心を入れ替えサーキットブレーカーを過ごすとずっとストレスも減ってなかなかいいです。朝は長女と早めに起き、外で30分ほど過ごし、食事の後に雑巾がけ。朝からほんと心晴ればれで気持ちいいです。ほかにも2冊ほど禅関係の本を読んだけど、まーだいたい同じ感じだったので1冊でいいかな。

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