ジェネンテック
ジェネンテック―遺伝子工学企業の先駆者 (2013/08) サリー・スミス ヒューズ 商品詳細を見る |
遺伝子工学の研究を主たる活動とする企業の誕生。当時は大学の一流研究者が営利活動に関わるのは疎んじられていたが、一微生物学研究者が失業中の投資家と意気投合して、1人500ドルずつ出し合ってジェネンテックを設立。ヒト組み換えインシュリンの生成でハーバード大学に勝ち、研究企業として生き残る。ジェネンテックの成功はバイオテックという産業を作り出す。興味深い話なんだけど、バイオテックビジネスの難しさはその後も変わらないわけで、すごい成功例もあるもんだなぐらいの感覚。驚いたのは、ジェネンテック当初には日本人研究者も大活躍していたこと。一流日本人研究者はいても、一流バイオテック企業はアメリカに生まれてしまったんだね。
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