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たまひびとらの絵本の実

読書好きな姉妹と弟と父母の読んだ本

The Sarawak Report : the inside story of the 1MDB exposé 

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The Sarawak Report : the inside story of the 1MDB exposé
The Sarawak Report : the inside story of the 1MDB exposé

いやー530ページびっしり。読むの大変だったが、すごい調査報道、そして戦いの記録。マレーシアの強権ナジブ首相とそのマネロン仲間 (with プライベートバンク) vs マレーシア生まれのイギリス人中年女性。マレーシアの森林破壊問題を調査するうちに、マレーシアの汚職システム、さらには現職首相の 1MDB 巨額横領に気が付き、それをブログで数年に渡りアップデート。結論から言えばナジブは選挙で負け、訴追されることとなった。しかし、横領で失われた数千億円相当の大半は取り返せない模様、つまり bad guys の数千億円持ち逃げ。現代のマネロンは国境を越えて行われる。これを各国が取り締まるのにはかなりハードルがある。本件では横領マネーが USD 決済されたことにより、アメリカ当局が動き、この莫大な汚職横領マネロン事件が日の目を見ることとなった。アメリカ当局の関与がなければ結論は変わっていた可能性がある。そして何よりも怖いのは権力とカネの力。犯罪者でも、権力とカネがあれば、世界の超一流弁護士事務所を雇い、警察機構を意のままに動かし、殺し屋を雇い、世界的なPR作戦を展開し、ハッカーを雇い、電波ジャミングを行い、英国元首相などを味方につけ、SCL(ケンブリッジアナリティカ親会社)を雇い、敵(汚職を調べる人たちなど)を社会的に、または、フィジカルに殺すことができる。最強投資銀行もカネの匂いで近づいてくる(後日訴追ニュース)。世界にカネで買えないものもあるけど、カネで買えるものはあまりに多い。しかも多額のカネであれば、強力なものが買える。ナジブとマネロン仲間からすれば、国のカネを自由に使っている権力者は他にもいるのに、なんで我々がやっちゃいけないんだ、ということになる。そういう権力者にとっても US DOJ 訴追リスクは今後も重要だろうね。

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category: 父の本

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