FC2ブログ
11«1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»01

たまひびとらの絵本の実

読書好きな姉妹と弟と父母の読んだ本

iPod特許侵害訴訟 

ipodtokkyosingaisoshou.jpg
iPod特許侵害訴訟
iPod特許侵害訴訟

これはすばらしい本だ。どの業界にいても知財は関係してくるけど知財のことってわかんないよね。そんな知財素人も本書を読めば、発明とは何なのか、特許とは何なのか、特許のもめごとはどうなるのか、を実際のケースを通して知ることができる。

・発明は既存の要素の新しい組合せ。ただしこれまでの常識にとらわれない組合せを考え付く必要がある。
・発明しても特許をとるのは大変。それが自然月歩の範囲内なのか、特許を認めるレベルの leap なのか。特許は出願しても、特許として認められない(拒絶される)ことが多い。拒絶にどう対応するかで最終的に特許になる場合もならない場合もある。
・特許では請求範囲(その特許の特定)が超重要。請求範囲が狭ければ特許は認められる可能性が大きくなるが、カネになる可能性は小さくなる(自分の発明として認められる範囲が狭いので)。
・特許は認められて特許権となってからも無効になりうる。特許は認められて特許権となってからも変更されうる(訂正)。
・特許権侵害(特許権者からライセンスを受けずにビジネスに利用)があっても、日本の特許裁判で原告が勝てるのは20%程度。
・特許権者でも債務不存在の確認訴訟という形で被告になりうる。
・特許をとったらカネになるわけじゃない。ビジネスに活用されなければ金銭に結びつかないし、特許を活用した会社が勝手にライセンス料を払ってくれるわけじゃない。特許権を守るには特許権侵害訴訟も必要。しかし訴訟などを行うには印紙代など相当の資金力が必要。しかも時間も必要(本ケースでは特許権を取るのに8年、特許権侵害訴訟に10年かかった)。
・特許権侵害訴訟での損害額は総売上Xロイヤルティー率。ロイヤルティー率も個人発明家には不利になるケースがある。そもそも日本では個人発明家はまじめに相手にされないことが多い。日本は技術立国なのに技術者が軽視されていることの延長なのか。

知財は超テクニカルなエリアなんだな。これは専門家の助けなくてはどうしようもない。そしてカネの重要性。カネがなければ発明も守れない。

スポンサーサイト



category: 父の本

cm 0   tb 0   page top

コメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://tamahibi.blog122.fc2.com/tb.php/3811-15276df2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

訪問者数

カテゴリ

最新記事

最新コメント

最新トラックバック