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たまひびとらの絵本の実

読書好きな姉妹と弟と父母の読んだ本

「第三者委員会」の欺瞞 

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「第三者委員会」の欺瞞
「第三者委員会」の欺瞞

本来の第三者委員会の精神からかけ離れた「第三者のフリした委員会」の跋扈。組織・会社・経営陣の責任回避のための仕組みとして使われている。たとえば東京オリンピックの招致ワイロ疑惑。委員会はろくに調査もできなかったけど日本人に法的責任はないと断定(しかも域外であるフランス刑法上についても問題なしと結論)。東京オリンピック招致にもワイロが使われたことは関係者にとっては自明だと思うけどね。
著者は、会計監査が、会社を顧客とし会社費用で行われても一定の独立性・スタンダードを備えているので、会計監査のやり方から学べば「第三者のフリした委員会」もまともになるのではないかと言っているけど僕は不同意。そもそも組織・会社が、自らの費用で、自らのあらゆる犯罪行為を暴き出して公表して、自らの法的責任までつなげる、という枠組みは成り立たないと思う。米国で起訴猶予DPAが成り立つのだって同じ理由。
結局第三者委員会は本来の目的では成り立たないものだけれど、その有用性に気付いた組織・会社・弁護士事務所は、「第三者のフリした委員会」を法務の一分野・ビジネスとした。クライアントは不祥事を隠してきた組織・会社。世間的に謝罪が必要だけど責任は極力取りたくない。特に責任者の法的責任なって絶対避けたい。だから、世間の目をごまかせる「第三者のフリした委員会」サービスを弁護士事務所から買う。弁護士事務所は危機にある顧客のニーズに高額チャージで応えて、責任うやむやだけど世間に謝るというレポートを作成。何が真実なのか、正義なのか、というのはこのサービスの目的じゃないよ。

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category: 父の本

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